ぬおーのブログ

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【はじめてのペーパー制作講座】京急1500系をつくる その2

お久しぶりです。

1ヶ月ぶりの更新ですが1500の制作もある程度進んだので書けるところまで書いていこうかと思います。


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前回型紙を切り出し、2枚構成の側板を貼り合わせる所まできていました。今回はその続きです。十分に乾燥させたら、側板の表面を400番のペーパーで空研ぎします。


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これが研磨し終えたやつです。上の画像と見比べて罫書線の印刷が消えて無くなっていることがわかると思います。元の紙の表面にあったマットな質感を無くして繊維を毛羽立たせるぐらいまで磨くのが目安です。

今回は客扉の部分は真ん中に当てゴムを表現するための切込みを入れた都合でドアの部分はペーパーをかけていません。できればドアの部分までペーパーを掛けれたらいいのですが。

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前面もこのように一番外側に張り出してる部分だけ研磨しました。簡潔に書きましたがこの工程がなかなかしんどいです。ずっと研磨していてもなかなか紙が毛羽立ってくれないし、かといって力を入れすぎると思いっきり1枚分めくれ上がってしまうので力加減に気を遣いながら終わりの見えてこない作業は骨が折れます…。

紙にヤスリをかけないで切り口のところだけサーフェイサー(サフ)を塗って細目のやすりで軽くかけるだけの簡単な方法もあるにはありますけども、はじめて自分がペーパーで作った時に教えて貰ったやり方であるのと箱組してからサフを吹いた時の仕上がりがとても綺麗になるのであえてこの方法で続けています。


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苦労話で長くなりましたが次はサーフェイサー(サフ)を塗っていきます。使用するサーフェイサーはスプレーではなく瓶のものを使います。

このサフもそのまま原液で使わず、だいたい原液1に対して薄め液(シンナー)3~4 ぐらいの比率で希釈して塗ります。空き瓶などを用意して希釈用のサーフェイサーをつくるとよいでしょう。

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希釈したサフを平筆で塗っていきます(塗ると言うより染み込ませるぐらいの感覚で)。

前述したヤスリをかけてないドアの部分は塗らないようにします。f:id:nuo1725:20190526232410j:image

前面と妻面もこのようにヤスリをかけた部分だけサフを塗ります。サフのついた筆を置いたときに広く滲んでいってくれれば適度に研磨出来ているサインでしょう。全部塗り終えたら新聞紙などに挟んでカッティングシートの下敷きにして半日ぐらい乾燥させましょう。
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乾燥が終わったらまた400番のペーパーをかけて表面を整えていきます。上がペーパーをかける前と下がかけた後です。下のようにペーパーをかけたらまたサフを塗って次は600番のペーパー…といったふうにこの工程をやすりの番手を変えながら繰り返します。それと同時にサフも原液を少しずつ足して濃くしていくといいです。最終的に800番までかけます。


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側板の表面処理を終えたので4両分切り出しました。

これでようやく箱組の準備が出来ました。

次回は箱組編です。