ーまだまだ終わらない 俺たちの野良猫ライフー
先日公開した記事を見た人からたくさんのありがとうのお言葉を頂きました。自分ごときが端的に感じたことをつらつらと書き綴っただけの薄っぺらい文章に対してこんなにも心温まる感謝の言葉を伝えられたのが嬉し過ぎて…、
今年はもしかしたらこの手の小劇団の舞台に何度か足を運ぶかもしれないのですが、自分にとってこの作品は特別な存在になってくれると確信しているんです…。
舞台劇の面白さ魅力を自分に存分に伝えてくれたこの作品…、ほとぼりが覚めないうちにこの作品に携わったすべての人達に感謝の気持ちを伝えてここに残しておきたいという思いから、また長い旅(記事作成)を始めようと思います。
自分に小劇団の舞台の魅力に気付かさせてくれて多くの素晴らしい人々との出会いを結びつけてくれた小雪さん、本当にありがとうございます。あなたの存在は本当に偉大です…。前置きがまた長くなってしまいましたがそろそろ始めます
「…自然!この町の取り柄は自然だ!山!森!川!神社!」
開幕の初手を飾ったのは田舎の女子高生 実奈美のつまらなくて退屈な日常を嘆く叫び。やがて実奈美はこの話に出てくる猫を読み上げていきその猫たちが集結すると聞いてるだけで元気が湧いてくる洋楽とともに動物らしさ溢れる自由でのびのびとした雰囲気を感じさせてくれるダンスを披露してくれます。猫勢の爪をとぐ仕草がなんとも可愛すぎて…。
ダンスパートが終了するや否や、「滝川滝川滝川〜!!!!」実奈美の必殺滝川三連呼の掛け声とともに男友達の滝川が登場。将来の不安から逃避する為に狂ったように踊りたくなる実奈美と裏腹に異様にテンションの高い実奈美に少し引き気味の滝川。2人の温度差が絶妙な面白おかしさを引き立ててくれています。
やがて話題は2人が中学時代に学んだ「神猫様の恩返し」の話に切り替わります。
「むかしむかしこの村に"ごんた"という大男がいました。彼は見た目が怖くて周囲の人が敬遠していましたが彼はこの村の猫をこよなく愛し傷ついた猫には手当をし、腹を好かせた猫にはご飯を与え、とくに"しろ"という猫には大層好かれていました。」
「ある日村を嵐が襲い、ゴン太の家には村中の猫が避難していました。水がすぐ側まで来ており、ごんたは猫たちを1匹ずつ逃がしていき最後の1匹が家を出た直後、ゴン太の家は流されました。」
「しかしその日ごんたのそばに"しろ"は居らず、ごんたはしろを探しにいきますが実はしろは猫の神様だったのです。猫の神様は人々の勇敢な行動に敬意を表し、"猫を愛する人間にはひとつだけ願いを叶える"と誓ったのでした」
「やがて村の人々は白猫を祀った神社"白招大権現"を建てましたとさ。」
↑この話が人間が猫に転生する鍵だったようですね。
そんな昔話を滝川と2人でしてから遅めの帰宅。姉の莉奈がクッションを抱き抱えながら妹の帰宅を待ちわびていました。
↑字面にすると分かりづらいですがここの莉奈お姉さんマジで可愛すぎて配信でサイリウムと団扇を振りまくっていましたから…()
女の子が食べることを考えたらやけに大き過ぎるだろうサイズのカップ焼きそばにお湯を入れようとする実奈美が異様にやさぐれた姉に気づき、何があったのかと問うとマッチングアプリで知り合った男性と連絡が取れなくなったと。
なんだよくある事かと納得しようとする実奈美を横目に莉奈お姉さんは悔しくてしょうがないご様子。莉奈お姉さんのイタリアンレストランでの会食シーンが回想され、「すごくいい感じじゃん」と実奈美が焼きそばを料理しながら突っ込まれる姉妹の会話がなんとも生活感溢れててエモい。
一方「連絡が途絶えたのには理由がある…!」と切り出した男性は自分が猫になってしまって莉奈お姉さんに会えないと強く訴えかけた…。"石原 創"と名乗るこの男は「清水さんと出会えたのは、こいつのおかげだ…!」と自分のスマートフォンを見せつけ、再び回想シーンに戻り、誠実そうな男性とぎこちなく会話する傍で看板猫のカルパッチョが莉奈お姉さんに大層なつき、莉奈お姉さんもデレデレでカルパッチョを可愛がる様子にお相手の男性はこんなに可愛がられる猫が羨ましくてしょうがなくなり「猫になりたい」と強く想うのであった…。
所変わって実奈美は車庫の線路をまたぐ古い橋を眺めてひとりで過ごしていた。そこにこの町の猫社会を仕切る"電車猫"と"クロ"が四つ足で互いに睨みをきかせていました。「二゛ャャャア゛ァァァ!!」と雄叫びのような威嚇のごとく叫ぶ鳴き声がとても猫らしくてこの一瞬でただならぬ緊迫感が伝わりました…実奈美は猫同士の争いを横目に「大人になるってことは人生の暗い道のひとつを選んで歩いていかなきゃ行けないことなのだろうか」と将来に絶望していたのだ…。
クロ「俺とは喧嘩できないって言うのか?」 電車猫「そういうのなしにしたいんだ」 クロ「なしとかそういう問題じゃないだろ、これはしきたりだ」 電車「しきたりなぁ…(困)俺は別にいいぜ?譲っても」 クロ「喧嘩して勝ち取る。そうじゃなきゃ意味が無い あんたもそうしてきたんだろ」 電車「だからこそ…!、なあ?最初の特別にならないか?ボスの座を明け渡す、喧嘩なしの平和なやり方で」 クロ「そんな奴じゃなかっただろ」 電車「変わったんだ」 クロ「ヒトみたいにか…?」 電車「"人から学ぶことは多くある"」 クロ「お前のその考えには若いヤツらがウンザリしている…、ボスは猫の中の猫であるべきだ」
結局電車猫はクロの腕っ節の高さに「成長したな」と言いたげのような太鼓判をおしながら「ボスになりたいんだろ」と言い残して撤退。クロは「そんなの納得できるか!」と憤慨しこの勝負は不完全燃焼で終わるのだった…。
この勝負を見ていた実奈美はボスの肩書きを捨てて自由の身になった電車猫が真の勝者であると確信し、"自分のあるべき本当の生き方"を見つけ出したようだ…。
シーン変わって石原先生は自分のことを「準備が好き」と前置きをした上で付き合ってもないのに結婚指輪を購入。2人が結ばれる約束の地になるであろうイタリアンでプロポーズの練習をするのだった。「…結婚して下さい!」単純では快適な言葉であり全てを変えてしまうこんなに難しい事があるだろうか。この言葉の重みを先生は誰よりも深く理解していたのだと思う…。
必死になって練習する先生のそばにはカルパッチョがいた。次の瞬間あろうことか先生の結婚指輪を奪い取って店を出ていってしまった。カルパッチョが盗みを働いた瞬間の演出は薄い青緑の照明がぼんやりと照らされてシリアスさが急上昇してしまうかっこいい演出でした…。先生も指輪を返すべくカルパッチョの背中をおうのであった…
実奈美は喧嘩を見る前と打って変わってあの時の憂鬱さはどこにも感じられなかった。チャトラと丘の上で出会い実奈美はチャトラがこんな言葉を自分にかけてくれているんだろうと錯覚。「"準備が整ったようだな!待ちくたびれたぞ、実奈美!チャトラ!さぁ、そのときだ!俺がお前の夢叶えてやるよ!"」夕焼けの綺麗な日の丘の上で実奈美は猫神社へと足を運ぶのであった…
カルパッチョは追いかける先生から逃げ回り、道中で銭猫と合流。人から盗みを働いたことを銭猫に報告し、よくやったと褒めてもらい「ワッハッハ」と高らかに2人で悪の笑みを浮かべると「そいつは兄さんのものです」とカルパッチョが伝え、「そうかそうか、価値のわかる俺が持っていた方がいいからな」と兄弟感が溢れ出てくるやりとりをしたのち、指輪を銭猫に渡し再び走り出した。
場面はやがて実奈美と石原先生が猫神社で「猫になりたい」と願うところに切り替わりますが、舞台では2人が同接しているようになっていますが実際には別の時系列で話が進んでいるらしく、実奈美に関してはもはや説明不要ですが先生は莉奈お姉さんとはそもそも付き合ってもないのに指輪を用意するまで早とちりの行動をしてあげく、猫に盗まれてなくしてしまい半ば絶望しかけていてそういえば莉奈お姉さんが猫を好いていたのを思い出し「いっそ猫になりたい」とポツリと呟いたのでしょう。
やがて天から白猫が現れ、「その願い、叶えてあ〜げる♪」と現れ「ね、猫が喋ってる〜!」ふたりはあまりの神々しさと猫が日本語を喋っているのにに慌てふためき、「白招…大権現さま?」と先生が問うと「その名前嫌いなんだよねぇ、厳つくて可愛くにゃあい。」と一蹴し、「神猫とお呼びなさい」と釘をさしてから願いを再度尋ねると、ふたりは猫になりたいと神猫さまにお願いしますが、「私は手助けをするだけ。あなたたちの心の願いで叶えるのよ 叶う叶わぬは我の力」と話し、「猫になれますように」と3回大きな声で唱える実奈美に対して「心の願いに言葉にゃんて(笑)」となんで人は大切な事を忘れていくの〜?と爆笑してしまいます。あぁ、なんて可愛くてラフな神様なんだ…。「祈りは夢見る心を踊らせて、って友から教わらなかった?」と神猫が問い、2人の手を合わせさせます。
やがて壇上のあらゆるところから野良猫が集結し、「こうして私は、猫になった!」と2人が発言すると、「キャッツザライフ!!」の全員の掛け声と共に猫らしさ全開の自由でのびのびとした雰囲気が強く伝わるダンスパートが幕を開けます。
チャトラがブンブン前足を投げ回して踊る笑顔が本当に自由奔放な感じが出ていて好きだし銭猫の年長者の余裕な感じも大好きだしカルパッチョの明らかにカッコつけてる感出してるのもいいし電車猫の素の明るさも踊りにしっかり出てるしクロの「野良の世界は険しく厳しい」と訴えかけてくるようなキビキビした動きも大好き過ぎるし神猫様が上で猫のノビノビした姿を見守りながらおしとやかに喜びの表現を上半身だけを使って座りながら表現しているのも大大大好きで…。
"みんな違ってみんな可愛い!(CV:ウィッシュミーメル)"
「兄さん兄さん兄さん〜!!!」
カルパッチョが銭猫兄さんをハイテンションで呼びかけだるそうにそれを兄さんが返事します。「俺はお前のダチか」と釘をさし、先輩のところに手ぶらってのは感心しないなぁとさらに厳しく接しますが、カルパッチョはいつもお世話になってるイタリアンのお店で猫ウケしやすいオリジナルのマルゲリータを兄さんに差し出しました。さっそく銭猫兄さんが美味しそうに丸かじり 今まで食べてきたピザの中で1、2を争うぐらい美味しいと気に入ったようです。少しだけ食べたい
とオネダリするカルパッチョ「シャー!!!!」と強く威嚇し、「これはもう俺のものだ」「野良で生きたいならしきたりはしっかりと守らないとだめだろ?」と厳しくカルパッチョを指導します。
「強いヤツが正しい。正しいヤツが強い。簡単だろ?」と諭したのと同時に「呼んだかぁ??」と声を張りながらクロが現れました。「我らがボス!おめでとうございます!」と深く膝をつき頭を下げるカルパッチョに対して「美味そうな匂いだなぁ」とマルゲリータの存在にクロが気付き、「俺が持ってきたんですよ〜」と自信満々にカルパッチョが言います「さすが人気店の看板猫…大層イイモン食わせてもらってるな」とクロの問いかけにどことなく自分が甘えられながら育っているんだと自覚させられたカルパッチョは少しバツが悪そう。
「ボスにだべさせたくて〜」と精一杯の言い訳がましい弁解を図りますが(これじゃ先に誰かが食べた食べかけのピザを差し出そうとしてるけど大丈夫?w)ここで銭猫兄さんがフォローするかのごとく会話に横入りし、さっきカルパッチョが渡した指輪をクロに上納します。
「(((( ´・ω・`)⊃テテテ〜、テ、テ、テ、テェ〜↑」
「( ´ω` )/オダイカンサマ〜」
あくまで銭猫兄さんへ渡したものなのにボスに渡ってしまったことを一瞬だけ不服そうにしてそれをもう仕立てようとしますがカルパッチョの手柄で手に入れたものだと銭猫がボスに報告したのを聞いて「おれが看板猫だからって油断してたんです いけるかな〜って思ってまずそぉ〜っと近付いて…」ホント口車に乗せられやすいんだから…。
手柄を果たしたことに対してボスはご褒美に脂たっぷりかぶりついたらじゅわぁっと、とろけるようにウマいんであろうおさかなを銭猫に手渡しました。「銭猫と仲良く食え。魚屋の一等賞をかっぱらってきた。銭猫…!魚は嫌いか?」銭猫はカルパッチョに合図を送り、2人で息を合わせて見返りをいただいたボスに向けて"仰向けのニャンコポーズ"で誠意を見せました。「そうだ…。俺と一緒なら魚だって食える!俺がボスだ!俺に従う猫にはハッピーを約束しよう!!」
↑クロは年功序列主義のギスギスした風潮を重んじることでつい敬遠しがちですが部下を幸せにさせてあげたい気持ちはしっかり持っているようなのでクロはいい上司なんじゃないですかね…。知らんけどw
いよいよ猫になった実奈美が目を覚ます時がやって来ました…。チャトラが人間だったはずの実奈美がなぜ猫になっているんだ?と言わんばかりの怪訝な顔をしつつ実奈美を起こします…。チャトラはいったん実奈美の視界から消え、実奈美は猫になれた自分の体を見てひとりで大はしゃぎ「テストなし!進路なし!!毎日が日曜日…!!!ヒェィィィーー!!*(^o^)/*」「思う存分、このまま一生ゴロゴロしてやる」と誓った後に見せたその場で寛ぐ実奈美が可愛すぎて…。チャトラが話し掛けてきて実奈美とチャトラはお互い猫として認識し合いますがチャトラは終始訳が分からないご様子…。そりゃそうだわな。
チャトラは実奈美が居た場所が神猫様の住処の一部だという理由でみなみを引き連れて電車猫の場所に向かいます…。「神宿りし山の下 鋼の牙と雷(いかづち)の爪を持つ 光の守り神 またの名を"彼岸花"」長過ぎて同時視聴回(今のところ全通中)あと1回の時点で書いてるけど文字に起こしてやっと覚えられたよ…。ごめんね彼岸花。
電車猫は猫になった石原先生と実奈美よりひと足早く面識を持つことが出来たようで、喧嘩の特訓をしてあげていました。「目を逸らすなよ?呼吸を止めるな。牙を向けてる暇があるなら、耳を済ませて鼻を利かせろ」何度も取っ組み合いの稽古を重ねますが「しっぽ。しっぽ!尻尾を取った。俺の勝ち〜♪」なかなか電車猫には勝てないようです…。「猫ならもっとやる気をなくせ」とアドバイスする電車に対して僕は猫じゃないと先生は否定。「どこからどう見てもお手してお座りしてチンチンしても猫だぜ。チンチ〜ン♪」
猫のままでいいじゃないかと諭す電車に対して先生は諦めておらず、人間に戻る意思を伝えるも「人には戻れない。魔法のランプとは違う。魂ひとつに願いひとつ。その願いは使っちまった」一刻も早く人間に戻って莉奈さんに会いに行かないと二度と会ってくれなくなると必死になる先生に対して
「お日様でぬくぬくしようぜ 体ポカポカ眠くなる 眠くなれば分かるってもんさ。なんだ、眠かっただけかって。」
↑この電車猫の言葉は個人的にめっっちゃ気に入ってます。普段使いでも口癖で出てくるくらいw
実奈美とチャトラは移動中に猫よけのトラップを発見し、実奈美は猫になった状態で聞いたらどんな風に聞こえるのか興味が湧いて仕方がない様子。チャトラの必死の制止も振り切ってセンサーを反応させる実奈美。案の定とてつもなく耳に悪かったらしく、発狂しながらその場を大爆走。離れていたはずのチャトラにもモロにダメージを食らったようでふたりの珍走劇が始まります。
センサーの音と照明の使い方にかなり捻りを入れていたらしく客席から聞いていても不快に感じない音と音量、照明で非常事態の雰囲気を表しつつふたりの演者のプロ意識が舞台全体をコミカルな空気に見事に包み込んでいて、本当に計算し尽くされているなと感心した場面でもあります。稽古では"猫避け役"が居たらしくてその役を背負ってたっていたのはなんと伊藤さんだったそうです…
https://x.com/suzutani_1004/status/1903442332852138014?t=BwI46sYAkue7F3J64jm9Lg&s=19
壇上を抜けて控室の一角を通り抜けて1周していたらしく、その様子を押さえた動画が鈴谷さんのXで投稿されています…。
https://x.com/suzutani_1004/status/1901282614465683786?t=l9taoSuYE-AeFuL1rBbbyA&s=19
この動画を見てボクは歯磨き中に盛大に吹きこぼしました()
なんとか正気を取り戻した2匹はクロとばったり遭遇してしまいます。実奈美が「人間から猫になりました」と律儀に挨拶をするもクロは「ふざけてるのか」と理解が追いついていない様子。実奈美の口の利き方が気に入らないクロは強い猫らしさを強調した吠えをかまし、(多分ここの鳴き方難しいと思う)ドヤされた実奈美は何故かニヤついており嬉しそう。ドMかな?w 側近の銭猫が道を開けるようにと優しめに声をかけるも実奈美はそれに従わず、あろうことかクロとの喧嘩をしようとする。
「道はみんなのものでしょ!」「緩んだヤツらが増えたな…。」「ほっときましょ!どうせ明日には死に猫です」「しきたりはしきたりだ。仕方ない元ヒトとやら、俺に文句があるなら(手を構える)いいな?」「うん、おっけ♪」
↑クロのセリフを察するに世間知らずの実奈美に容赦なくしきたりの制裁を加えようとするのはクロ自身忍びない気持ちがあるように感じられました。だからやっぱりクロはいい上司だと思んですよ。あとここのパートで流れるBGMは学園ドラマで人同士がちょっとギスギスしたシーンで使われてそうで好きでした(伝われ)。しかしクロたちは"人の気配"を感じてその場をズラかります。
"人の気配"の正体は滝川で、最初は猫になった実奈美の横を素通りしていきましたが、実奈美が「ねぇ聞こえる??」って話しかけると立ち止まり、「たきがわたきがわたきがわぁぁぁ!!」と必殺滝川3連呼を繰り出し、滝川は酷く驚きます。
「さて問題です!私は誰でしょう^^」「まさか化け猫???」「失礼ね。全然違う 私、清水実奈美」「清水…?アッハハ!無茶無茶!清水はヒトだから!」「ううん、だから猫になったの」「だとしてもないわ!清水が猫?追いつけん。」「あやかのこと好きだったよね?しつこく相談してきたくせにね」「あかいあやか たきがわなおや I ♡ J K…ってずっとやってたくせに結局…!」
実奈美の容赦ない過去の恋煩いの弄りに悶絶する滝川…。ちなみに「あかいあやか」さんっていう人はオキダイチさんが実際にガチ恋していた実在する人の人名らしいです。本人にもちゃんと許可取ってあるらしくて…、すごいですよねw
クロは銭猫からもらった指輪を神猫様にお供えし自分の願いを叶えてもらおうと猫神社にやって来ました。ですが神猫様は不本意だと前置きをするクロの願いに迷いがあると見抜いて端からクロの願いを叶える気はなかったようで…。「叶う叶わぬは我の力って言ってるでしょ?」「俺だって不本意だぜ…。迷いが消えれば邪念も消える。俺は心で祈っている」「私に言われても…心で祈って。すぐに叶うから」「贈り物だ…。(指輪を差し出す)コイツはただのキンキラじゃない。人の思いが詰まっている。」「それで、願いを叶えろって言うの?」クロはだんだん必死になっていき、「どうすればいいんだ…?どうしたら俺の願いは叶う??心からの願いだ!人に捨てられたあの日から、ずっと願い続けてきた!それが心の願いじゃなくてなんなんだ!!」「魂ひとつに願いはひとつ。もう一度心に問うといい^^」
結局神猫様に笑顔であしらわれてしまいましたがクロの過去の深い傷からくる心の叫びがダイレクトに伝わってきてボクは辛かったです…。
意気消沈するクロに対して影で見守っていた銭猫がクロに対して「"迷い"がありますか?」と問うと「恨みに迷い…?ふざけるなぁ!!」と一度はキレるも少し冷静になり、「…迷いを感じるか?」「…いえ、あるのならの話です。でも、もしそうなら きっとそれが問題だ」銭猫のこの一言でクロは心の奥にしまっていた決意を行動に移すことになったんでしょう。銭猫はとんでもないヤツですね…。銭猫をここまでのクズ猫に仕立てたシナリオライターは天才過ぎます。だけど普通ならえげつない嫌われキャラなのに何故かこれを見た人たちからはかなり支持されてしまう(かくいう私も)銭猫。人気の秘密はどこにあるのでしょうか…。
どこかのバーで流れていそうなBGMが再生されると実奈美とチャトラが電車猫の場所にやってきてご挨拶をするシーンが始まります。
「はじめまして!私、清水実奈美ですまだまだ猫初心者なので色々助けてくれると嬉しいです!」「元ヒト〜??」電車猫も前代未聞の事態に驚きを隠せていない様子。ですが電車猫には心当たりのある人物がすぐそばに居て…、石原先生とも実奈美は猫の姿でお互い再開することに。
「信じられない…。本当に!?本当に清水さん??…あ、急にごめん!本当に、いったい何から話せば…。石原って覚えてない?中学の時、担任だった石原創!」
噛み合わない会話に痺れを切らした電車猫が間に入ります。「創も、元ヒトでちょっと前に猫になったんだ〜。むかしのあだ名は都知事だって♪」
チャトラが創も元ヒトだったことが初耳だったようで電車猫に聞き直しますが電車曰く少なくともニャニャ回(7回)は話してるとのこと。
授業(あれマジでなんの授業なんだろ…w)の回想シーンが終わるとようやく実奈美が都知事先生のことを思い出したらしく「思い出した…!はじめ!創先生!はじめちゃんって呼ばれてた!!え…?マジで何?何事!?!?」と先生が猫になった経緯が分からなすぎて困惑しています。
電車猫が先生が猫になった経緯を適当に話そうとしますが先生が止めに入って「始まりは ある女性との出会いだった」と実奈美に真実を打ち明けようとします…。
「兄さん兄さん兄さん〜!」
カルパッチョが元気よく銭猫兄さんに話しかけるもリラックスしてお寛ぎ中のボスと居合わせていたので落ち着くようにと制止します。ボスが"シビレの実"を齧って嗜んでいたことに気付いたカルパッチョは自分も食べてみたいとおねだりしますが、「お前にはまだ早い」と銭猫に却下されます。「ちょっとだけ…ひとくちだけ!ねぇ俺にも分けてくださいよ〜」と引き下がらないので銭猫は「シャー!!!!」と吠えて黙らせます。「騒がしいのはどっちだ銭猫…。そう堅いこと言うな」とクロが昔より木の数が少なくなって貴重品になりつつあるというシビレの実を「分けてやれ」と銭猫に投げ渡します。肝心のお味はカルパッチョ曰く、「甘酸っぱい…。でもでもスパァィスゥイイイ!! なんだこれ…?なんだか、愉快になってきた♪」とのこと。「シビレの実…。食ったら飛ぶぞ。」←このセリフがかっこよすぎてシビレの実なんか食べなくてもボクはこの一言で飛びましたよボス…。クロのこのセリフをコマーシャルで流して見ては如何でしょう(提案)
このシーンではカルパッチョが電車猫の情報をボスに報告する場面なんですが、前述の銭猫がボスに指摘した"迷い"について再び触れられることになり、「勝ったのに負けたみてぇだ…。俺がボス、そうだろ?」と憤慨するボスに対して「なるほど…。ボス、ここは仕切り直しがいる。誰がボスかってのは、喧嘩だ。だったらもう一度はっきりさせる必要がある…。のでは?」と容赦なくクロの背中を押していきます…。
一方石原先生の恋のお相手が自分の姉だと知った実奈美は「うわぁマジでうわぁ田舎!ホント田舎!!マジかぁ…」とコミュニティワークの異様な狭さに驚いている様子。「確認なんですけど、中学の担任と、姉が?!マッチングアプリで!それで、先生が猫になった!?」「めっっちゃいいん感じでしたよ妹から見て!」「先生、元に戻って欲しい」と実奈美も先生が人間に戻る言いますが実奈美は先生に説得されても猫のままでいいと言い張ります。そのやり取りを聞いた電車猫は「あーあ、どっちにしても、無理な話だぜ。いいか?ドラゴンボールとは違う。魂ひとつに願いはひとつ。とにかく、無理なものは無理だ」と明るい口調で絶望的な事実を突きつけます。電車猫の傍で黙って聞いていたチャトラは「わかった!創と実奈美は師匠と弟子で、それで師匠の方が弟子の姉に恋をした!で、あってる?あってるよね?!?!」と半分正解で半分間違っている認識をしましたとさ…。
ピンポーン。インターホンが鳴ると莉奈お姉さんが滝川を自分の家に招き入れていました。
滝川「実奈美さんって…」莉奈「みなみ…?あぁ、実奈美!…今はいないみたいだけど」「あの…これ、お姉さんにも見てもらいたくて」滝川は猫神社のお祭りに行った時の写真を莉奈お姉さんに手渡します。しかしその写真にうっている実奈美が段々と薄くなっていることに気づきました。
クロは神猫様に願いを叶えてもらえずひどくムキになってシビレの実をずっと齧り続けています。銭猫兄さんがさすがに食べすぎたがら止めるよう諭しても「俺に指図できるのは俺だけだ」と他人の助言を聞き入れられないくらい余裕がなくなっています。銭猫は「俺のボスはあんただけ」とボスの味方であることを示すべくカルパッチョと共に再び"仰向けのニャンコポーズ"を披露しました。「カルパッチョ!いいか?道はいくらでもある。足元ばかり見ているとどこへも踏み出せやしない…。電車猫を引きずり出す!」とクロはついに電車猫とのバトルで真の勝利を掴むために動き出すのであった…。銭猫とカルパッチョが賛同すると「ここから俺の王国が始まる!強いやつが正しい。シンプルで間違いない。人に媚びるのは終わり。俺たちは野良猫、これから先も、最後に笑うのは俺たちだ!」
そして創は実奈美に猫になったら人としての実奈美の存在が消えて誰の記憶からも消し去られてしまうという事実を力説します。ですが実奈美の意思は相当固いようで「大人はいつも選びたくない道を並べてほら選べ〜って、それが人生なら私は無理!」傍で聞いていた電車猫が「まあまあまあ、今はとりあえず猫を楽しむってのはどうだ?車庫の裏山にお宝を見つけた 齧ればブッ飛ぶ お楽しみ♪」おそらくシビレの実のことを指しているんでしょう。先生が実奈美に食べさせるのは心配だと感じ電車猫に問うと「ん〜、甘くて辛くて、踊り出したくな〜る♪」とそのまま実奈美完全に乗り気になった実奈美たちと「ニャーニャートレイン」を踊り出しました「Fun Fun 〇e hit the step step 〇じ〇の〇 We 〇now We love 〇h♪」
みんなが歌い踊りながら車庫の裏手のお山に向かうのとは反対に先生はその場にとどまっていたので、電車猫が引き返して一緒に行こうと説得します「創〜…。猫にはよく分かんニャイけど、増税とか物価高とか、生きてりゃしんどいことばっかだろ?だったら、楽しいは楽しんで行かなきゃニャッ!」←電車猫さん本当にその通りで清々しくなるくらいの正解のど真ん中をついたお言葉ありがとうございます。
清水邸で中学時代にやった歴史学習「神猫様の恩返し」の話に花を咲かせていた莉奈お姉さんと滝川は猫になった実奈美にあったということを滝川が莉奈お姉さんに伝えます。「ごめん滝川くん…実奈美って誰だっけ?」「妹さんです!お姉さんの。」「私妹のこと…なんでだろ、どんどん思い出せない…」「もしかして存在が消えていっていて、写真から消えたら…もしかしてもう思い出せなくなる…?」「滝川くんどうしよ…私忘れたくない!」「実奈美を探してきます!きっと近くにいるはず」「妹だけじゃない!もうひとり…思い出せないけど大切な人が…もう忘れたくない!これ以上、私の大切な人を…!」
一夜明けて実奈美と創はまだ猫のままでした。夢じゃなかったことに絶望する先生とは裏腹に実奈美は快晴のお天気と相まってテンション最高のご様子。それだけじゃなくきのう車庫の裏山に行ってシビレの実を収穫することに成功してさっそく実食して踊り出したくなっちゃっているようですね。実奈美は先生だけを人間に戻せないかと模索しだしますがそうするにあたって猫神社に行くことが必然となりクロの縄張りにどう入るかを考えた結果、滝川を利用する案を出しますが先生にダメ出しをくらい、その成り行きで先生がクロと勝負して勝てば全て解決するのではとなんとも短絡的な考えに至りますが、先生はクロといずれ戦う機会がくるであろうと予測し、自身の体を鍛え始めます。
カルパッチョが何処か爆睡しておりそれを銭猫兄さんが叩き起し、クロと電車猫の勝負、どちらが勝つかについて聞いていました。「どっちが勝つと思う?電車か、ボスか、」「ボスに決まってますよ」「えらいぞ。しきたりだもんな。でもここだけの話…」「ボ・ス・で・す。勝つのは絶対に!」「かぁ〜っ。面白くねぇやつだな」「まさか兄さん、電車の味方ですか?」「味方も何も、俺は電車に銭一枚だ」「でもそれは裏切りです」「馬鹿そうじゃねぇ。ヤツはその気になればいつでも俺たちは切り捨てられる。だったら俺達も同じでいい。しきたりだけじゃ野良は厳しいぜ…。」「…兄さんの願いはなんなんですか」「俺は神だ仏だそういう類の話は苦手でな」「兄さんがわかんなくなってきましたよ」「俺は単純さ。強いやつが正しい。正しいやつが強い。俺はボスに尽くすだけさ。それが誰であろうとも」
「ガンガン ボクは彼岸花♪」(チャトランボールOP)
電車猫と先生こと都知事の食事シーンに切り替わります。先生は元気がなく食欲も無い様子。それに気づいた電車猫が「どうしたぁ。百合子ぉ…間違えた、都知事ぃ〜。元ヒトには物足りないってか?」「いや…」「(食べ物に目線を向け)コイツは最高級品!俺たちは可愛がられている。要らないんだったらおれが…」「あぁ、いや!いる!美味しいし、絶対あげない」「なら美味そうに食えよ。やっぱりササミ味だけどこのブリアベース味ってのもいけるな。ほんとに人が作ってんのかこれ?猫が作ってるんだろ。」
先生が泣きながら美味しいと声にし、それを見た電車猫が「バーロー。そうゆうとこやで。ええか?こうや!」
「ハグッ、ゴクッ…ウマーイ!!」
「よぉし上出来だ!」電車猫が都知事の食レポに感化すると「最初は匂いで吐きそうだったのに、いまじゃ涎が止まらない…。すっかり僕も猫になった」とつぶやくと電車猫も大喜び。
「ヤッタゼ!ボクモ スッカリネコダー!」
「そうさ!陽に当たれば眠くなってカリカリにヨダレが止まらない。高いところは安心するし、虫を見ればいたぶりたくなる!やったぜ!ボクも、すっかり猫だぁ!!」
「俺たちは 猫だぁ!!」
「オレタチハ ネコダー!!」
「虫唾が走るなぁ。同じ種族として死にたくなる」電車猫と都知事が喜びを分かちあっていると、クロがやって来ました。「ファーッ!!」とよく分からない威嚇を都知事が試みるも「ア゙ア゙ア゙ッッ!!」とクロ渾身の威嚇に都知事はすっかり腰を丸くして怯える始末。珍しくクロから電車のところに来たので「俺との特訓が恋しくなったか」と尋ねると「御託はよせ。俺と喧嘩しろ」と必要最低限の会話に収めて喧嘩を申し出ますが、「断る。決着はもう着いている。」「あんなの喧嘩になっていない!」「それでいい。喧嘩でないやり方で決着がついた。俺たちは歴史を作った!」「しきたりはどうする?」「しきたりが大事なら、そうしていけばいい。俺はもう関係ない。」
「そうも言ってられない」クロがそう切り出すと、「そうだ、ちょうど使えるザコがいてな、そいつは名前を気にしていた。だからエサを投げたら、ちょろいもんだ」と言い放ち、銭猫とカルパッチョが共謀してチャトラを気絶させ、人質に捕らえたと伝えました。「橋の上で待つ。日が沈むまでだ。夜になれば一匹 ザコが墜ちる」さすがの電車猫もクロがふっかけた勝負に出るしかなくなったようです。
日が沈む前の夕方、「創と実奈美はここを動くな。まんまとやられた アイツは躊躇わない」車庫で待っているよう説得します「クロのあれは何 決着はついたでしょ?」「アイツはああ見えて臆病なんだ 未だに一端の野良かどうか気にしてる」「そーゆうのは 自分で解決しようよ」「クロは弟子か?」「あぁ そうさ。俺が育てた…。俺は猫の世界を変えたかった。強いから正しいわけでも弱いから間違ってるワケでもない。そうだろ?人から学んだんだ。でも甘かった 俺が救いたかった猫ほど反対に回った」「こんな話…、なんか人間みたい。」「アイツは 飼い猫だった。ペットショップ生まれで、子供の時に捨てられて…。人を恨み 弱さを嫌い、あいつは飼い猫だった自分を呪った。何度も話をした でも傷は深くて、そのうち俺の前からも姿を消した」
ボスとの勝負に実奈美と創も心配しますが、電車猫は「さぁ!楽しい喧嘩と行こうかな♪」と元気よく出発しました
「待ちくたびれたぜ!危うくさっきの電車で(人質のチャトラを)放り投げるところだった」
挑発めいた歓迎を受け、チャトラが目を覚まし手を煩わせたことに謝られる電車猫ですが「心配すんな 決着が着くまで、だそうだ。ボスは約束を守るだろ?」と頼もしく応えます。電車猫の前にクロがたちはだかり、「逃げ回るのはお終いにしたらどうだ?」「さすがにお前のやり方は酷すぎるお望み通り ボスの座は俺がもらうそれより…」「あーあー気に入らねぇ!いちいち雑魚を気にしやがって…! 俺はあんたのそういう人に気触れたところが大嫌いなんだ! 」の言葉を皮切りにこの作品の最大の見所の"殺陣シーン"が始まります。
「そうだそうだそれでいい…。久々に燃えてきたぜ」「クロ 強くなったな」「アンタは弱くなった 迷いが透けて見えるぜ?」「それはそうさ 迷いがある 師匠ってのはいつだって弟子が可愛いもんだ」「違うな アンタは争いを恐れている。人に気触れて くだらん考えに染まって 野良の血も消えたか!?」「そうかもな 俺は俺の血に野良を感じる 喧嘩は楽しい… 俺は喧嘩が好きだぁ!! 」攻勢は時間が経つにつれてクロがリードしていき、ついにクロが電車猫を制することができました
「俺の負けだ… 今度こそ間違いなく クロ…お前がボスだ!お前は猫の中の猫さ だから胸を張れ」ちょうど実奈美と創も現場に駆けつけてきました。「雑魚が何の用だ 無駄に集まりやがって!」クロが2人の姿を見るなり苛立ちを募らせますが、喧嘩っ早い実奈美が「無駄なんかじゃない!」と抗議するも「悪い せっかく駆けつけてくれたのだけど、見ての通り俺の負けだ」と全面的にクロの勝利を認めますが「違う…まだ決着はついてない」クロが電車猫に詰め寄ると同時に電車の音が段々と大きくなってきてこちらに近づいてきます。「何言ってる…これのどこが俺の勝ちだ これで勝ちなら俺は生きてるだけで負け無しになっちまう…」「そうさ。だからあんたには 死んでもらう!」クロが電車猫の右肩を掴むと勢いよく電車が走っている線路に投げ飛ばしました。声にならない電車猫の叫びが転がり落ちてゆき、 「俺がボスだァ!」 と高らかにクロは宣言しました。「うわあぁぁ!」チャトラがパニックになってカルパッチョを勢いよく殴ると創と実奈美に逃げろと叫んでその場を後にします。
「ここを離れるんだ…山を越えて別の街へ」チャトラが実奈美と創にそう伝えるも「ちょっと待ってよ…」「待てない 僕みたいに殺されたいの?」「少し休もう ショックが大きい。」
「だめだ…おい いいかしっかりしろ 元は人だろうが 今は野良猫だ。仲間が死ぬなんてありふれてる!生きてる猫は生きるんだよ 死んだやつの分まで生き延びるんだ!立ち止まって嘆くのは今じゃない!」
人の気配を感じたチャトラが警戒しますがこちらに向かってきているのは滝川だったので実奈美が大丈夫だと伝えますが、チャトラはいったんここを去ることにしました。
「お前ら…生き延びろよ!」「ありがとう いろいろ、助けてくれて… 彼岸花! 」
「実奈美…。みなみだよな?」「滝川滝川滝川ぁぁぁ!!」実奈美と滝川が再び出会い、電車猫が死んだことを伝えます。滝川も2人の姿がほとんど写真から消えていることを見せた上で莉奈さんに会わせようとします。滝川にも莉奈さんにガチ恋していることを知られてしまった創はまたもや悶絶しますが実奈美に「会ってきて欲しい」と強く言われますが人間としての存在の消えかかっていて、ましてや猫になった姿の自分が意思疎通できるのか分からないと自信を喪失してしまいます。その不安に対して滝川が
「分かります。大切だから自信が無くなる でもそれでチャンスを逃したら」 「誰にだって、ほろ苦い恋のひとつやふたつ そうでしょ?そうだよ!先生、当たって砕けろです!!」 あかいあやかさんの片想いがあったからこそ伝えたかった滝川の想いは聞いてるこちらも勇気がもらえました。
「…真剣でした!清水さんのこと 真剣に考えていました!お会いするのは これで2度目だけど…」「…私も真剣でした!先のこと考えてもいいのかなってあの、イタリアンで…」「妹さん…実奈美さんも一緒です!」「…実奈美。たった一人の妹なのに 私…写真を見ないと思い出せなくて その写真からも実奈美が消えていって、このまま消えていっちゃうんだなと思ったら…」「僕にできることはなんでもします 実奈美さんは僕が守ります」莉奈さんは目の前の猫を見ながらすっと立ち上がり「…だれ」「清水さん…清水さん!」「あなたは…待って! …なんで 消えちゃった 全部 大丈夫 思い出せる。イタリアン…カルパッチョ ソテー ネコ 他には…忘れたくない誰かの思い出 イタリアン カルパッチョ ソテー ネコ… あのね!きっとあなたに会いに来た。そんな気がする。なのに分からない…あなたは誰で、どうして会いたいと思ったんだろう…大切な誰かのはずなのに 思い出せない 忘れてはいけない誰かを…。(創に振り向き)ねぇ。私はどうしたらいいのかな」猫の顔に触ろうとするのを拒むように創は振り切ってその場を立ち去ります。「ごめんなさい清水さん 必ず人として もう一度清水さんに会いに行きます だから…」「猫ってやつは…」莉奈さんはシャイな猫に呆れます…。
このふたりの関係もなかったことになろうとしています…
「あたし 消えちゃった?」「会わなくていいの?お姉さんに。」「いいんじゃない…?会ってもわかんないだろうし 滝川ありがとね。今まで」 「忘れたくねぇな 清水のこと」 「…ありがと。」「マジな話 悲しい。俺 友達だと思ってた ねぇ、まじで戻る気ないの?」「逃げるのってそんなにダメ?人に向いてないの私 生まれて17年 イヤって程思い知ってきた 普通がさ 普通にできない 今こんなんで 大人になって居場所なんてあるのかなってさ 滝川はわかってくれると思ってた」「分かるし、分かりたい。 でも清水は友達だから! 俺も、お姉さんも 清水を忘れるのは悲しい…。もし分かんないけど…!なんか方法が見つかったら…、清水が戻りたいって思ったら安心して欲しい 味方はいるから!俺だけじゃない きっと、だから えっと…」そこまで言いかけたところで滝川が持っていた写真から実奈美の姿が完全に消えかかっていました。
「だから… 誰かと話していた!俺は…大切な誰か 猫のはずないんだけど!探していたのは人だと思うんだけど…」 「滝川…」「君は…誰 思い出せない…なにも。この写真がなんなのかもどうしてこんなに悲しいんだ」誰なのかわからない猫にそう吐き残すと滝川は立ち去り、実奈美は我に帰ってしまいます 「滝川滝川滝川ぁぁぁ!!!」 実奈美の悲痛な叫びだけが木霊します…。
「忘れられちゃいましたね♪」実奈美が創にそう声をかけます。さすがに2人とも意気消沈していますが創は持っていたシビレの実を実奈美に手渡して食べることにしました。創が昔話に出てきたゴン太が人に覚えられて今も語り継がれているのは、彼が猫になってから再び人間に戻ったからではないかと言う説を話し、自分たちが人間に戻るためにはボスを倒して神猫を呼ぶしか方法がないと決断。かなり可能性の低い賭けにやはり実奈美は乗り気になれず「このまま、は無しですか?」と猫のままでいることを提案します。「人は逃げられない 進路とか仕事とか。先生 私考えて、暗い道しかないのかなって…。大人になるってことは 暗い道のひとつを選んで 笑顔を顔に貼り付けて 歩いていく事なのかなって…」涙混じりに実奈美がそう語ると 「そうかもね でも、そうじゃないかも。僕もわかんないし誰もわかんない。たぶん暗い道ばっかじゃない 脱線したっていいしね。 人生って 複雑で 壮大で すべての謎がとけるほど長くはなくて たがら難しくて。だからやめられないし 諦めなくていいと思うんだ。」
石原先生のこの言葉はボクも一生忘れたくありません。なんのために自分が生きてるんだろうと誰しもふと振り返ることがあるだろうと思うのですが自分もそんなふうになった時にはこの言葉を思い出してなんとか踏ん張って生きていきます。やっぱり人間生きている以上簡単に死ぬことなんて出来ないね…。毎日自分の落ち着ける時間がほとんどなくて仕事に追われていてもいつも人の前では笑顔でいることを忘れないで居られる人って本当に凄いなと思ってます。きっとそんな気持ちにさせる大きな原動力がその人にはあるんだろうなと勝手に思っていますけど…、もっと仲良くなれて色々と深く知ることが出来たらいつかその彼女のこともブログで触れて書きたいなと思ってます…。
そしてどこかに逃げていたはずの彼岸花が都知事がボスになる意志を示していることに気づき、咳払いをしながら二人の間に割って入ります。
「どどん、必勝祈願の差し入れだ〜! 一粒丸呑みで怖いもの知らず 無敵の実!ひと口齧れば無限のパワー 力虫〜♪ 湧き上がるスタミナ フレッシュ獲れたて!…まだちょっと生きてる(小声)。 フンッ!(首を絞めてとどめを刺す)、鼠!!全部ボクがかき集めてきた♪♪」「 ムリムリムリ!! 」←拒絶する実奈美「コレ全部 ボクに?ありがとう…、最高だ!…でもちょっと 食欲が…」「だから食べないって…?まさか 未来のボスがそんなことを、猫の中の猫になるのに??鼠一匹食べないで????」←都知事に容赦しない彼岸花。「…わかった わかったよ!僕はボス…!僕はボス!!」と意を決して食べる事にしました。まずは無敵の実を頬張り…「ヴァァァ苦い!!クサァァ!後味最悪…舌が鉄になったみたい …なんだ?身体が熱い うぉぉぉ!無敵の気持ちになってきたぁ!!」「すげえ…ボクはひと口も無理だったのに…」ドン引きする彼岸花() 無敵の実を完食してすぐに力虫に手をつける先生を見た実奈美は「あぁ!!先生!それは絶対やばいです!」言い終わると同時に平らげて「あのねぇ、想像通り虫!噛むと汁が…ヴァァァ!土の香り…!でも凄い 急にマッチョになった気分!!よぉし…メインディッシュ!!」「先生マジで…?マジでいくの??」 「…美味い!え?舌が猫になっちゃった!肉汁すごぉ…!全然臭みもない鶏肉!鶏肉だわこれ!!ウンマァー!!」「どう…?実奈美も食べたくなってきた??(ふたりで食べかけのネズミを差し出す)」「 無理…もう無理!!私ヒトに戻る!!! 食べ物もお風呂なしも限界!…ハイ、もうそうです人間ライフは捨てられない友達も家族も思い出も生活も…簡単には捨てられないいろんなものがいっぱいで!だから、もう…ヒトとして生きる!!」「じゃあ清水さんの為にも…、楽しい喧嘩と行こうか!」 先生はクロからボスの座を奪いに行こうと行動に移します
クロとカルパッチョ 銭猫が高らかに笑いながら神猫様のもとにやって来ました。「ついに…遂にですね!新世界の始まりだぁ!」「おぅ、カルパッチョ 俺の願いを知ってるのか?」「知らなくてもボスなら間違いない!猫のための世界」「そうさ…だからそこにお前の飼い主はいない。嬉しいなぁ」イタリアンのお店の人や莉奈お姉さんたちが消し去られることを察知したカルパッチョは一気に表情が曇り、銭猫も「じゃ、俺たちはこれで。」とカルパッチョとともに立ち去ろうとしますが「おうおう銭猫それは無いぜ ここからがクライマックス、見逃す気か?」
合図とともに神猫様が出で立ち、クロはその場でひざまつき、カルパッチョと銭猫は"例のポーズ"を決めます。「揃いも揃って大袈裟ね」「約束通り贈り物をわたしに来た。俺の願いに迷いは無い 邪魔は全て消した。いまここで 願いは叶う!」「そう…それなら叶えればいい!でもまだまだ叶ってニャイみたい」するとクロは土下座をし 「人共が跡形もなく滅び、一匹たりとも生き残れないように!」 と神猫様に伝えます。
それを聞いた神猫様は大爆笑します。「神様だからって許せねぇ!ボスの願いだ お前も猫だろ?ならボスの言うことは絶対。しきたりだ」とカルパッチョが猛抗議しますが「よせカルパッチョ 神様だぞ?しきたりなんか関係ねえ」と銭猫兄さんに止められますがクロは大激怒し 「もうたくさんだ…なにが心の願いだ俺を弄びやがって…どうも怪しいと思ってた お前にとっちゃ猫より人。飼い猫風情の神様気取りが 俺がこの手で殺してやる…どいつもこいつも人に媚びやがって!」 と言い放つとクロは神猫に手を挙げてしまいます「やれやれこいつはとんだ事だな ボスに逆らう奴に居場所はねえ。でもこれでボスの願いを叶えるやつが居なくなった…」銭猫が取り返しのつかない事態になったことを察知したその瞬間、
無敵の実をキメた先生がクロの前に威嚇しながら現れ、続いて彼岸花と実奈美もやってきます「ボスになりに来た」とクロをボスの座から引きずり下ろそうと試みます。「ふはははは!お前がボス…?シビレの実でも食べ過ぎたか?」と挑発するカルパッチョに対し「そうかもね…、でも気分は最高だ。ボクは今を生きてる!」「泣けるじゃねえか…あの負け猫にそっくりだ 綺麗事によって橋から真っ逆さま」「お前がやったんだろ…!」彼岸花がクロに詰め寄るも渾身の威嚇で引き下がってしまい「できねぇ喧嘩を売るんじゃねえ!」と一蹴され「うん…あなたはやっぱあなたは嫌い!基本ネコちゃんは好きだけど。」「そうか…俺は雑魚がいっちょ前に吠えてるのが嫌いでな!」と実奈美を一発殴ろうとするも綺麗に躱して不発に終わります。「銭猫!カルパッチョ!!礼儀を教えてやれ… ぼうっとしやがって!そいつらはお前らの獲物だ。野良の血を見せろ!雑魚の一疋や二匹 殺しても構わん!」というクロの掛け声で実奈美VSカルパッチョ 銭猫VS彼岸花 先生VSクロのトリプル殺陣シーンが開幕します。
「元ヒトだぁ?気に食わねえ…どうしてお前がボスの座を狙おうとする」「ボスになるのに理由は要らないだろ」「いや待てよ…(指輪を取り出し)そうか…まるでこのキンキラの輪みてえに、縁は巡るってワケだ…お前からカルパッチョ カルパッチョから銭猫 銭猫から俺…お前の狙いはこのキンキラかぁ!」「焦るな…奴に何を教わった?」「焦る!こんなに楽しいのに 手加減するのはボクの力を見極めるため つまりお前は…ボクと戦う気がある!」「いいだろう!だったらしきたり通り…、橋だ!お前の師匠と同じようにな お前の最期は俺が看取ってやる!」
いっぽう銭猫VS彼岸花の闘いでは…彼岸花が延々と逃げ回って銭猫兄さんが追いかけ回すという文字通りの鬼ごっこ状態が続いてました…。小学生かな?w
「おぉい、待てって…はぁ、しんどっ(息を切らしながら)俺はもう歳だ 話をしよう」「その手には乗るかっ!油断してノコノコ出てみろ ガフッ! ズバッ! ジ・エンド!」「俺が出来ると思うか?返り討ちにあってジ・エンド。」「毒とか蛇とか罠にハマって僕が死ぬのを笑うんだ!決めゼリフは"長生きしようぜ若いの。"」「おもしれぇヤツだなガッカリさせて悪いが俺はもっと気高い。狂ったボスと道連れになる趣味はねぇ …なぁ、俺は元ヒトに銭一枚だ。おまえは? …なんだその顔は?いいか?お楽しみでしかねぇ 電車だクロだ元ヒトだ 誰がなろうが野良の世界はキツい。死ぬ時は死ぬ なら面白いかどうかだ 分かるだろ?」「…ボクを殺さない?」「馬鹿だなぁ キンキラが増えるわけでもねぇ俺になんの旨味がある?」「(銭猫の元へ歩み寄る彼岸花)…何も変わらない?」「あぁ、変わらねえな。電車はいいボスだったぞ。でも 良さなんて誰も求めてねぇ 変えて欲しいなんて誰も頼んじゃいねえのに奴ときたら… 今が間違ってるとでも言いたいか?てなわけさ!…よし、俺を殴れ。」「え?なんで??」「保険だよ。元ヒトが期待はずれだった時の。ザコがデケェ話してても仕方ねぇ。俺たちにできることは 荒波に溺れないよう必死に舵を取る事さ!いけ!(殴りやすいように身構える)」「えい!(彼岸花が容赦なくぶん殴る)」「えい!(銭猫兄さんが一発殴り返す)」「なんでだ??やっぱり僕を殺す気なのか??」「ばか、熱くなるんじゃねえ これで俺たちは喧嘩して引き分けになったさ、高みの見物といこうじゃねえか。そうだなぁ 決めゼリフは "長生きしようぜ 若いの。" だったか?」
実奈美VSカルパッチョ
「ひぇあぁぁぁ!」こちらでも実奈美が逃げ回ってカルパッチョが追いかける構図が展開されてます「いっかい…いっかい落ち着こう!」「落ち着く?ムリムリ!喧嘩だぜ?フッフッフンッッ!(グーパンを交互に振り出す)はやくやろう!^^」「あああ!OK!カルパッチョの勝ち!これでいい?」「こんなの意味なし!この手でお前をブッ飛ばして証明するんだ!俺にも野良の血が流れてるって事を。ヴァァァ!!(実奈美に掴みかかろうとする)」「( ^o^)<うわぁぁあ!(その場に倒れる)」「フヘヘヘヘ…死んだ?まさか、俺には特別な力が…死の叫び?あー!そうかそうかそうだよな…!俺はいずれテッペンを獲るネコ いやボスには黙っておこう 死の叫び…うへへへへ(ウッキウキで立ち去る)」「(起き上がり)滝川と同類だったか…」「うおぉぉぉい!馬鹿にすんな!そんな手が俺に通用すると思ったか!」「思った!!じゃなくて!それはよくて え?ボスになりたいの?」「当たり前だ 俺は野良猫だ」「違うでしょ?あなたは看板猫じゃん!」「お前元ヒトだったか…だからなんだ!」「(片手で表し)こんなちっちゃい時から知ってるからなぁ〜」「だからなんだ!看板猫はもう辞める」「あんなに人気なのに!?ファンめっちゃいるし!私も〜!!お話できて嬉しい♡」「ふーん、そうか。良かったなー(棒)」「今のボスより全然!」「…え?」「辞めちゃうの?」「でも…飼い猫はダサい!」「あのね…猫と人は何千年も前から一緒に暮らしてきた 飼い猫は最高だよ?」「そんなの嘘だ!」「えぇー!飼い猫最高だよ?まぁね、虫とか謎の実とか好きなら違うかな」「うぅっ…飼い猫は嫌いじゃない」「でもそうか 野良って憧れちゃうよね」「飼い猫は弱そうだから!ヒトの言いなりだ!」「あああ!それは違う!ヒトが言いなりにされてるの。わたし失敗だったんだよねぇ 猫になるなら飼い猫指定だったな」「そうだったのか?もしかして飼い猫ってすごい??」「えっとね 飼い猫もすごい、野良猫もすごい、かな?」「なんだぁ!?」「人は人!猫は猫!私は私!それでしかないし それがいいんだ。ね?カルパッチョはカルパッチョ」「最近同じこと考えてた…。もしかしてお前、俺と似てる?」「そんな私と喧嘩するの…?それって意味ある?」「うーん…意味無い。あれ?」「じゃあOK!おひらきだね!ありがとう♪」「元ヒトめ…いいだろう 俺の気が変わる前にとっとと消えな!」「ねぇカルパッチョ、あなた特別な力があるの知ってる?」「え?まさかやっぱ死の叫び?」「ちがう。人をメロメロにする力!だから、野良になんかならなくてもさ!」
激しめのヘビーメタルが流れると同時に先生とクロの殺陣シーン後半パートです
「迷いがあるな…?元ヒトに負けるのが怖いんだ!」「ハッハッハ どうした急におしゃべりになって 勝ちが見えたか?手に取るようにわかるさ…お前の心はここにない 勝ったあとのことを考え始めたな?(指輪を取り出し)そうさ…こいつの事だ。苦しいなぁ こいつの為に戦えば戦うほどこいつが邪魔になってゆく」「訓練は積んできた!」「それが弱さだ。お前は訓練にすがって今を見失ってる…お前の師匠は何を教えた?」「今を生きる事だ」「そうか だったら手助けをしてやる(指輪を勢いよく投げる)困ったなぁ、どうする?喉はカラカラ頭は真っ白 全身が痺れてきたか?吸っても吸っても苦しくて吐くことも出来ずに溺れていく!まるで水の中だ…なぁ 今を生きてるんだろ?こっからが本番だ!」
クロの猛攻に先生はどんどんやられていきます。「聞こえるか 死神の足音が…(近づいてくる電車の音)不思議だよなぁ 見える景色は妙に鮮やかで 聞こえる音は遠くまで澄みきって すべてがゆっくり…きっと味わうためだ!お前はどうだ?なぁ 最高に生きてるなぁ!陳腐な結末だが、弱い奴ってのはいつもそうだ 」 「ちがう…誰かが願い誰かが諦めない限りは!」 「だがお前は死ぬ!誰のせいでもない…お前が弱いからだぁ!」
「くっせぇくっせぇ古くせぇ!いつまでそんなじじくせえ話してんだ 令和だぜ!!」
「電車猫??」「ミンチになった筈じゃ…」「この手で地獄に突き落とした お前は死んだはずだ!」「ほわぁ…まさか黄泉の国から?化け猫?お前化け猫になったのか!?」 「化け猫ならしっぽがふたつに割れてるだろ よーく見ろ!割れてんのは お尻だけだあぁぁ!!」 「生きてた…電車猫が生きてた…!やったぁ!!」「ッたく!期待を裏切らねぇな?アイツは」「もしこれで電車猫が勝ったらどうする どうなる?」「俺か?俺はまぁ真っ先に駆けつけて賛辞を送る。」「クロが勝っても?」「ああ同じだな。どうだ?俺も期待を裏切らねぇだろ?」電車猫が実奈美の元へ勢いよく駆け寄り「電車猫ぉ…」「おう実奈美元気そうだな 創はボロボロか!」「どうして…死んだと思ってた!」「俺も思った でも猫ってのはすげえな 1度落ちたら落ち方を覚えてんだ ちょうど電車の下に潜れたのはラッキーだったけど!」クロが電車猫を思いっきり殴りかかりますが華麗にパスし「おいおいおい!まだセリフの途中だぜ!」「何しに戻った!」「言わなきゃ分かんねえか?ボスの座を取り返しに来た!で、セリフの続き 創、いい喧嘩だったぜ。弟子の晴れ舞台は見逃せないぜ でもまだまだあれじゃボスは任せられない。で、思った ボスってのは選ばれし猫がやるものだ それは創でもクロでもない。 俺の事だぁ!! 」
電車猫とクロの最後の本気の殺陣が始まります。この殺陣シーンではクロと電車が師匠と弟子として出会いそして別れるまでの過程の回想シーンも織り交ぜられています
「くそう くそっ…あんなザコになんで!」「だからまだ早いって あーあ、派手にやられて」「いつ…いつなら勝てるんだ師匠」「焦んなってクロ 勝ちが逃げるぜ その時ってのはそのうち分かる」「俺はボスになりたいんだ野良のてっぺん!俺をいじめたヤツをボコボコにして笑ってやる!あんなザコ瞬殺じゃなきゃ」「ハッハッハ…俺もボスは当分先さ 気長にやろうぜ」「気長に…?無理だ師匠!今から稽古 よろしくお願いします!」「…の前に、怪我を直せ。まぁまずはネズミでも食ってから、だな!」
「おめでとうございます師匠 我らがボス!」「いやぁ美味いな 弟子がとってきた鼠は」「虫ひとつ捕れなかったガキンチョが」「先生が良かったんです」「そりゃそうだ おかげでやたらと喧嘩をふっかけなくなったクロくんなのでした。」「それはもうガキの頃の話です」「なあ、気持ちは変わってないか?」「もちろん!でもまだ先の話です それに俺は師匠と喧嘩する気は無い」「でもいつかは だな。」「…はい。」
「ヒトは裏切る…平気で猫を捨てる 殺すこともある!」「ヒトも色々さ」「それは恵まれたヤツの言い分だ 今アンタがしようとしていることは裏切りだ!」「なぁ聞けよ、俺の名前はどうして電車猫なんだ?駅が縄張りでいままでも駅の連中に散々お世話になってきた 遂に塒が車庫になっただけで何がそんなに気に食わニャい?」「それじゃ飼い猫だ…」「そうかもな。」「プライドは無いのか?ボスはてっぺんだ。テッペンの上にヒトがいたら、それは人のいいなりってことだ!」「それでいい!それが狙いさ!縄張りだ 食いもんの取り合いだ それじゃ弱いモンを守れない。俺はニュースタイル 俺に続けー!ってな。俺はただ少しでも死ぬやつを減らしたいんだ。」「…ここまでだ。」「…そうか。」「俺がアンタを引き摺り降ろす…。くそ!なんだよ!芯までヒトに染まりやがって!」「おいクロ!…いや、まったく いっぱしの野良になりやがって…」
ペットショップ生まれのクロがヒトに捨てられて、ほかの野良猫たちにボコボコにリンチにされているところをのちの電車猫になる師匠に助けられ、自分の無力さに悔しがるクロに対してあいつらの上に立てる日はまだ遠いと気長に宥める師匠。虫ひとつマトモに捕れなかったクロが鼠を取って来れるまでに成長し、師匠は感慨にふけってしまいます。だけどクロの心の奥底にある思いは変わらず、師匠との心の距離は伸びていく…師匠が電車猫という名を冠るようになり、塒が駅になることに酷く憤りを募らせるクロ。人の言いなりになる電車猫はボスの立場として相応しくないと強く思い、師匠をボスの座から引き摺り降ろすべく完全に敵対することとなってしまった…。これがクロと電車猫の大きな軋轢の全容だったのでした。そして2度目の正直を題した殺陣で、電車猫はクロを制することになりました。
「ころせ…!」「しきたりに反するだろ?」「俺がアンタにしたことだ…俺は逃げない!」「俺がお前を殺せるワケないだろ!負けを認めて生き延びろ」「負けるくらいなら死んだ方がマシだ!」「そうか…じゃあ飛び降りろ。橋の上から 俺は二度生きのびた おまえはどうだ?それでもし生き延びたのなら 逃げろ。逃げて逃げて生き延びろ! …おいクロ!俺はお前の師匠で家族だ 今までもこれからも…それを忘れるな! 」クロは飛び降りて我々の前に現れることはありませんでした。
この後のクロの行方がどうなったのかすごく気になるところなんですが、"非公式の設定ながらではありますが"クロ役を演じた小田島さんの配信回で「クロは橋から落ちたあと死ななかった。自分の負けた事実と向き合いに向き合った末に考え、電車猫がボスに返り咲いて一匹でも死ぬ猫を減らすために"この街の野良猫を守り続ける為に尽力する電車を影で支える"ポストに君臨して外部からの刺客と日々戦い続けているのでないか。その功績は決して表には出ず、もちろん電車猫たちにも知れ渡ることはなく陰の暗躍者として尽力するのだが、電車猫自身は薄々クロの支えに気付くもあの日以来クロと顔を合わせることは現在までない」という説を提唱されていました。本当にクロが死んでなかったらそのような行動をとるんじゃないかと激しく同意させられました…。これ以上にきれいに収まる設定はちょっと考え出せないと思います…。
悲しい末路を辿ることになったのはクロだけではありませんでした…。
「我らがボス!おめでとうございます!いや〜ほっとしました!自由と平和が戻ってくる…おいカルパッチョ、もっと喜べ」勝者の肩を持つと宣言した銭猫が電車猫の元に寄ってきます。「やぁ〜、めでたい!踊らにゃ損損♪猫共に知らせよう、お祝いだ 俺たちのボスが帰ってきた〜!おいカルパッチョ何をしている?ここから忙しくなるぞ」カルパッチョは立ち上がるや否や銭猫の腹を一発殴りました「…何しやがる?これだから若いやつは な!創。いやぁまさか(手で丸を描き)あれがお前のだったとはな。でもいいか?俺のせいじゃない 俺はアイツをひとっ走りしてやろうと…分かるだろ?まさか店の客から盗んでくるとはな俺もぶったまげた!」とまるで他人事のようにべらべら御託を並べる銭猫を指し「しきたり的には一発殴るくらい許されるけどどうする?」と電車猫が創に尋ねます「勘弁してくれよボス 俺はあんたに尽くしてきた。俺の働きがチャラになるのは酷じゃないか」ときせがましく言い訳する銭猫に対し実奈美が「先生、やっちゃえ」と銭猫を殴るムードに仕向けますが「僕はヒトだ 猫じゃない」と言い、「さすが元ヒト!ひと味違う じゃ、これでいざこざは水に流れたって事で…改めましてボス、よろしくお願いしますぜ」「銭猫ぉ、感謝してるよ 確かにお前がやった事はチャラにはならない。いいことも悪い事も。だから俺はお前と縁を切る」「そんな 全部やつの指示だ ボスの言うことは絶対 俺はそのしきたり通りにしただけだ」「しきたりってのは便利な言葉だなぁ。でもお前はそれを破ることも出来た。いいか?自分のやった事の不始末は自分でつけるんだ。ガキじゃねえんだから!」「くそ!そうさ俺はクズさ。そうやってここまで生き延びてきた お前らなんかこっちから願い下げだ。 いいか?綺麗事じゃ腹も膨らまねぇ。キラキラしやがって…俺は現実を知らん甘えたガキが大嫌いなんだよ 」そう言い残すと立ち去っていきました。実奈美が「人生で一番嫌いを更新したかも」と言ってしまうぐらいのクズ猫っぷりでした。
銭猫兄さんも彼なりの生き方があってこその今までがあったんじゃないかと思っています…。その考え方がいくら他の猫から嫌われようとも綺麗事じゃなかろうとも野良の世界で生き残る為にはこうするしかなかった。そんな悲痛な叫びや訴え掛けが銭猫兄さんを通じて鈴木さんの身体から強く伝わってきました…。分かる…痛いほどわかるよ。銭猫兄さんがいままで強いものの言いなりに振り回され続けて報われてこなかったの…。たとえ周りから嫌われようともボスの下に付くものとしてやるべき事だけをやり続け…、最後の最後は社会から見放される…辛かったですよね。だけどあなたには引き取り手が見つかっているので(これまた配信で非公式に設定されたやつw)残りの余生を少しでも幸せに過ごしてください…ほとぼりが冷めたら僕も会いに行きますんで…。
「創、実奈美 最後の大仕事に掛かるぞ」その一声とともに神猫様が現れて「厄介それは厄介よ実奈美 創!チャトラははじめましてね♪」1度きりの願いを叶えてもらったふたりにまた願いを叶えさせるという無理難題な頼みに頭を抱える神猫様。チャトラとは初対面らしく軽く挨拶をします。「チャトラってのは間違えた名前で…」神猫さまに自分の呼んで欲しい名前を伝えようとするとそれを叶えて欲しいのかと勘違いされかけて危うく1度きりの願いをそこで使いかけることになったりふたりはふたりで人間になんとか戻れないかと必死に頼みますが自分たちの力ではどうにも叶いそうになく、そんなやりとりをしているとチャトラが前に現れてきて「お願いです神猫様 創と実奈美はいいやつです。だから願いを叶えてあげてください!」と神猫様に頭を下げます「あぁ〜…ね。その手があった それならできる!」「え…」と一同が固まった次の瞬間、電車猫がまっさきに理解し「そうか!え?でもそんなのありか?」実奈美と創は1度きりの願いを使い切ってしまったので2度目のカードを切る事は不可能でしたが他の猫たちはまだ1度きりの願いを使い果たしていません。神猫さまはこそに目を付け、チャトラが実奈美と創を人間に戻して欲しい願いをして使い切るのはアリだと判断しました。「あ…、どうしよう??やっぱり…心の願いではあるのよ!でもでも!…えぇ〜」必死に悩み頭を抱え出すチャトラを見て「あぁ…ダメだ 心に迷いが」と真顔で呟く神猫様「あ、いやでも神猫様 お願いします 実奈美と創の願いを叶えてください!」としっかり頭を下げるも「あぁ…、またの機会にね♪お名前の願いもあるし」とあしらわれてしまいます「じゃあ俺が願う!それでどうだ?」と曇りなき表情で電車猫がそう言います「それが…心の願い?」「ああ、これなら俺にピッタリだ。ヒトのために願いを使う猫…クールだろ?さあ!俺の心が迷わないうちに」「またみんなで踊ろう…!私たちがヒトに戻っても、猫とか人とか関係なく!」「ほーら、実奈美、創。別れを惜しむとまた迷うよ。…ちょちょちょっと一旦ストップ!」先生が願いを込めるのに必死に動きまくっていたので神猫様に止められました。仕切り直してもう一度…。「ちょちょちょっと一旦ストップ」また止められたことに痺れを切らした電車猫が創を数発蹴ろうとしますが「ううん違うの創は頑張ってた問題は実奈美 あなた私になにか聞きたいことがあるんじゃないの」「バレたか…あの、神猫様 ゴンタって覚えてますか?」
ここから神猫様と実奈美 電車猫のやりとりの回想シーンにはいります
「こうして私と先生はヒトに戻った まだ完全には抜け切れてないけど ヒトに戻って何もかもが元通り!神猫様はすごい 滝川とお姉ちゃんの記憶だけじゃない 世界丸ごとあの時間をとびこえたみたいに、なかったみたいにいつもを続けていた。結局神猫さまはゴン太が猫になったか教えてくれなかった」「あなたはどう思うの〜?」「でもあの感じ、私はマルだと思うの!じゃあなんでゴン太は村人から忘れられなかったのだろう。」「確かに約束はした。ヒトの願いを叶える 猫を大切にする人限定ね?でも、神社を建てろとか昔話を語り継げとか それは村人たちの勝手だから」「神猫様は神様であり猫であった つまり素直じゃない ね。つまりシロはゴン太が大好きだったと思う。ほら、昔話って記憶に残りやすいからま、あくまで私の妄想だけど。」
いっぽう電車猫とのシーンでは
「俺たちは肝心なことを忘れていた。創と実奈美は存在丸ごとヒトに戻った。ということは、猫の俺たちも奴らを忘れるっていうことだ…そんなの嫌だァ〜そんなのあんまりだぁ〜創〜!実奈美〜!これじゃ一緒に踊るって約束も忘れちまう…んん〜!抵抗するか〜!?為す術がニャ〜い… というか、猫は直ぐに忘れる〜♪えっと…俺は今誰の話をしていた?ボスを譲って 死にかけて 奪い返した。誰かがそこにいた 猫缶を食べても 日向ぼっこをしても シビレの実を齧っても 誰かがそこに…で、神猫様に相談した そしたら"足跡を探すのじゃ〜"って。これが例えだったんだ。まったく神様ってのはややこしい。足跡ってのは 俺たちの心にあったのさ」
電車猫がそういうと創がヒトに戻って莉奈と約束どおりイタリアンでお話をするシーンに切り替わります
「…僕のことを覚えてますか?」「覚えてなかったら会いにこないです」「ありがとうございます 会いに来てくれて その…連絡が途絶えて本当に申し訳ございません」「違ったのかなって思ってました」「そういうワケじゃ…あの、想定外の事態に巻き込まれまして」「想定外の事態…?」「はい、あの…」「私には話せない…?ごめんなさい。赤の他人が出しゃばりました」「猫になってました!!」「…?」「あぁ…、それで、色々あって 清水さんとも話しました 猫のまま。それで 人に戻れたんですけど世界線の改変が起こるみたいで、なにせ神様の力なので!」「…あの、微かに記憶があって…夢?」「妹さんからそういう話は…?」「どうしてそれを?」「一緒に行動してました」「…猫と話す夢を見て 妹とか石原さんを忘れる夢。あれ夢じゃないんですか?」
「例えば カルパッチョ。銭猫の弟子としてワルの道を突き進んでたはずなのに、どうも最近様子がおかしい。」
「カルパッチョ〜どうしたの看板猫さん♪」「清水さん気を付けて こいつは悪い猫!…そうだ、まずはコイツの話から始めましょうか」「らしくねえことをした!最近の俺はなんだ、イキってた。まぁとにかく、看板猫が盗みをしちゃいけないよな(指輪を中に高く投げて返す)」「これは…お前マジか?マジかよ…」「…指輪?」「銭猫兄さんが見つけて 俺が取り返した!あんま覚えてないけど、お前のだよな?…ごめんなさい!だからまた店来いよ!うちのピッツァは世界一なんだから。」
「あのカルパッチョがだぜ?確かに俺たちの心に足跡はあって それは確かに俺たちを変えた。もちろんいい方にだ。俺の次の次くらい、カルパッチョがボスかもな〜。だったら未来は明るいかもしれない じゃあその時まで、俺が頑張るとするさ!」
「誰のだろう…?婚約指輪っぽい。」「清水さん…どうして いやあの 婚約指輪です!僕が買いました 再び想定外のことが起きて 何故かここにあります ボクは想定外のことが苦手で今もパニクってます ですが 今を生きる!心を踊らせて お話します 清水さんとお会いして覚悟を決めるために買いました。そのあと僕に何があったのか、その前に、僕が妹さんの中学の担任だった話は…?」
実奈美が物語の1番最初に出てきた場所で寝転がっており「人間ライフは過酷だー。テスト、進路 誰が誰と とか、誰が誰をとか でもこれが野良猫ライフでも ね?スマホもカバンも制服も全部全部全部投げ捨ててみたのに、あー!ってね。ヒトはヒト 猫は猫 私は私 教訓はこんなとこ?あぁ、緑の匂い大好き、このままここで寝ていたい…まるで猫のように。が!私は人。捨てきれない思い出と友達と家族と…だったら踊るしかないよね!てかずっとそうしてきた。これがなんなのかやっとわかった!これは、脱線なんだ!決められた線路を飛び出して私は踊る それが私の人生だから!…滝川もどう?これは脱線の舞〜♪」「いやいやお構い無しかよ!」「別に恥ずかしいことなんて何も無いし、ま!滝川はそこで見物してな〜」「ふ〜ん…清水、俺が踊らないって思ってんだ(キレッキレのダンスを披露)」「滝川滝川滝川〜!(拍手)踊るんだ滝川も…そうだよね そりゃそうだよね!」「オレ…踊ったな!なんか もっと早く踊ればよかったわ」「ほんとに覚えてない?私が猫になってたこと」「うーん、どうだろ?でも俺の事だしめっちゃいいこと言ってそう!」「例えば例えば〜?」「さぁ…思い出せないから。ノってきたけどマジでわかんねえわ」「私は覚えてる。多分一緒忘れない♪」「ハズッ!なんかわからんけど恥っず!俺、踊るか!」「教訓追加!答えはいつも身近なところに。それから実奈美は、脱線と道草を繰り返しながら複雑で壮大で美しい人生を最後まで生き延びたとさ。めでたしめでたし!」
「「キャッツザライブ!」」(猫とヒトの垣根を越えた壮大なダンスパート)
以上が120分に亘るキャッツ・ザ・ライフの全容でした。物語の至る所にこだわりが詰められており、まず最初に飛び込んだのは劇中の挿入曲のの調和性の高さでしょう。オープニングとエンディング、そして中盤のダンスや誰かとの駆け引きのシーンで挟み込まれている曲、殺陣の場面を引き立てるのにあたって最高に相応しい選曲の数々…これらはミックスドックスの総帥 奥田さんが1000曲以上の音楽を自分の耳で確かめながら「これだ!」ってなった曲を選定したとお伺いしました。神猫様がいつも片手に持っている神楽鈴という上から鈴が横に七個、五個、三個並べさせた三段重ねの巫女舞などで用いられる楽器で七五三鈴とも呼ばれている小道具ははクロ役の小田島さんが腕によりをかけて作成されたものだったり他にも数多くの小道具を手掛けられたと聞いています。舞台の上に置かれたさらに高い場所に位置する踊り場は繰り返し行われる激しい稽古や本番でガタがき始めていたから補習や釘打ちの補強を重ねていたり、高台を勢いよく飛び降りる演出を電車猫の伊藤さんは数え切れないほどこの台から披露されていて運動神経の高さに見惚れておりました…。ホントに大きな怪我をせずに舞台を完走されて良かったと安心しております。
役者がいかに猫になりきれるかを考え尽くされた衣装も素晴らしくて、ただでさえかさばっている毛皮のコートをきて激しい殺陣などをやるわけですから、身につけているもので演技の妨げにならないように改良を重ねて試行錯誤されたとも聞いております
実奈美を演じた渡邉さんのこの作品でのセリフの数はとてつもなく膨大な量でこれだけの数を覚えてスラスラと言えることもさることながら、実奈美が持つ可愛らしさを存分に輝かせていた最高の主人公になれていたと思います。将来もっと名声の上がる素晴らしい役者として今後の活躍に期待しています。
チャトラとカルパッチョの人柄のよく伝わってくる身振りを多用した朗らかな演技もすごく良かったです…。ちょっと言い方が悪いけどお互い似た者同士のちょっと馬鹿っぽいところも上手く引き出せていていました。
銭猫兄さんの年長者としての風格も最高で、時代と共に変わってゆくボスの下に尽くし続けて報われなかった日々を過ごしてきた日々に同情せざるを得ませんでした…。最後はみんなに嫌われまくっていましたが、どんな状況下にあっても誰よりも常に冷静に行動していたことに敬意を表します。
創先生にはたくさん元気を分けて貰えました。人生の先輩として大人になるのが怖いと言ってた実奈美の考えを改めさせることもできたし段取りをフル無視して指輪を用意していたぶっとびぶりもいい意味で勇気を貰えましたし滝川の実奈美を思う気持ちもすごく良い友達だなって何度も思わせられましたし莉奈お姉さんの包容力の高さにボクは終始メロメロでした…(サイリウム)
実奈美はこれからも脱線と道草をしながら平坦ではなさそうな人生を歩んで行くのでしょうけど多くのことを学んだこの出来事は一生忘れないでいて欲しいです…ボクも初めてみた小劇団の舞台劇として素晴らしい作品に出会えたと思っているのでこの作品と素晴らしい人々との出会いのことは一生忘れないように胸に刻んでいこうと思います…。
最後まで読破していただき本当にほんとうに!ありがとうございました。