ぬおーのブログ

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舞台 D.CⅢ〜ダ・カーポIII 君と旅する時の魔法を観てきました【後】

こんばんは。前回の続きになります

 

芳乃 清隆/櫻井 尚輝さん

この物語の主人公として劇中では声のみの出演で清隆役を演じられておりました。清隆の声はドラマCDやアニメでしか出ていませんでしたが、その時の爽やかでそれでいて感情豊かないかにもイケメンそうなあのボイスそのものでした。

この舞台のポジションにおいては、私たち観客たち皆が清隆であり、櫻井さんが私たちの代表として、ちゃんとした清隆を演じてくれた、という感じというか。カーテンコールではキャスト全員と揃って私達の前に出てきてくれました。千秋楽での大音量マイク越しの元気な返事は結構好きでしたw

 

江戸川 耕助/福原 英樹さん

清隆のマブダチであり、ダ・カーポⅡからの伝統でもあるスケベな悪友役の彼。シアワセレブ野郎の清隆を羨む演技はまさに耕助そのもの。初音島編と風見鶏篇でそれぞれあったキャラ紹介は秀逸であったのもさることながら、劇中で思わずセリフを言い間違えた時も観客を爆笑の渦に巻き込んで挽回する姿は本当にお見事でした。

 

江戸川 四季/清水 優莉さん

耕助の姉で超怖い毒舌キャラの四季さん。大和撫子な雰囲気で落ち着きのある話し方と、恐ろしいセリフを吐き捨てて恐怖のドン底へと落とし込む二面性のある彼女を見事に演じられていました。

弟である耕助に厳しく接しつつも、常に行動を共にし、2人で一緒にいる姿は、やはりどんな関係であれ姉弟の深い絆があるんだな、とか思ったりしながら見ていました。

 

杉並/工藤 博樹さん

ダ・カーポシリーズの謎多き男、杉並の甲高くも不気味な笑い声を実写で目の当たりに出来てすごく感慨深かったです。

好奇心多き思想を行動などで示し、様々な謎に迫り、最後は仲間たちを必死で守り抜き、世界を救う姿に心を奪われました。「同志よ、楽しんでくれたか?」そんな事を杉並に問われたら、迷うことなく首を縦に振れる、そんな素晴らしい思い出に残る舞台を作ってくれました。

 

美琴/黒木 美紗子さん

杉並を心から尊敬し、総てを捧げんばかりに全力で背中を追う部員一号こと美琴ちゃん。

正直、この舞台で黒木さんが1番頑張っていたんじゃないかと思っちゃいました(演技的な所で)。パワフル全開なあのやかましい(笑)美琴を表情から手足まですべて駆使して全力で演じられていました。本当に凄かったです。

劇中で舞台の段差をとにかくジャンプして飛び越えまくっていましたが、稽古の段階でめちゃくちゃコケたりしてたらしく病院に連れていかれるなんて事もあったらしいです。そりゃあんだけの演技をしてたらそうなっちゃっても無理ないですよ…

どんだけ頑張られたんですか。本当に凄いですよ、黒木さん。マジで尊敬しちゃいます。何はともあれ致命的な怪我をされなくて本当に良かったです。お疲れ様でした。

 

イアン セルウェイ・犯人/篠原 ありささん

今回アンサンブルとして出演された男役の女性でしたが、第一印象とにかくかっこよかったです。まるで宝塚の人みたいでした。

C組のイアン役として出られていましたが、あの嫌味ったらしい性格や喋り方を巧みに表現され、時間にしてほんの少ししか出られていなかったと思いますが、素晴らし過ぎる完成度の演出に思わず観客ちんなが拍手を浴びるほど、それほど素晴らしい演技でした。

 

芳乃 シャルル/藤邑 鈴香さん

僕がダ・カーポIIIで一番好きなシャルルちゃん。それを演じてくれたのはR x-ratedから中の人を担当された藤邑さんでした。そして私がこの舞台を通じて藤邑さんのことをもっと応援させて頂きたいと強く思うことが出来ました。

現実世界にやってきた藤邑さんのシャルルはすごく完成度が高く、それを目の当たりにしてすごく胸が高鳴ったのを今でも憶えています。エトを抱き抱えたシャルルもすごく可愛くてずっと見ていられました。

そんな藤邑さんのシャルルの演技を見ていて、藤邑さんはシャルルという女の子に計り知れない特別な気持ちを持って彼女を演じているんだということを感じました。

シャルルにはもともと別の声優さんが既にいました。でもそのバトンを藤邑さんが受け取るという形でそれ以降シャルルの中の人は藤邑さんになりました。藤邑さんはきっと沢山の困難を乗り越えながらシャルルと二人三脚で共に進み続けて今日に至ったんだと思います。だからこそこうしてこの舞台でシャルルと合わせ鏡となって私達に感動を与えてくれたんだと僕は思っています。

シャルルとしての活動に限らず、藤邑さんの活躍をどんな形であれど、これからずっと応援していきたいと思いました。藤邑さん、ここまでシャルルと共に歩んできてくれてありがとう。そしてこれからも応援させてください。どんな形であれども。

 

そしてこの舞台を企画してくれた皆様をはじめ、こんな素晴らしいストーリーを作ってくれた脚本のたけうちこうたさん、演出の市村啓二さん、舞台を終演まで支え続けた皆様に心から感謝します。

平成から令和に変わり、ダ・カーポIIIが再び脚光を浴びたということがただただ嬉しいです。

枯れない桜のように、いつまでも咲き誇れ、ダ・カーポIII


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