ぬおーのブログ

模型を自作したりいじったりしています。どうぞよろしくお願いします。

【過去作】阪急8000系制作記(1)

京急1500を作っている途中ではありますが、高校時代に作った阪急8000系の制作レポートを並行して書いていきます。

 

2014年制作


f:id:nuo1725:20190321115206j:image

素材は京急と同じペーパーです。8000系は従来の阪急車とほぼ同じ側面を踏襲してありますが、窓の上下方向のピッチが僅かに間延びされているので型紙を1から書き直して差別化を図っています。


f:id:nuo1725:20190321115646j:image

窓を切り抜く途中です。窓の四隅のRはポンチを用いて窓を抜いてましたが最近では小さいRだけポンチを使い客窓の部分などは半円形の彫刻刀を使っています。


f:id:nuo1725:20190321120022j:image

窓を切り抜いて貼り合わせが済んだら表面を400番のペーパーを紙が毛羽立つまでかけていきます。それが終わったら瓶のサーフェイサー4~5倍に薄めて車体に塗ります。重しを載せて半日乾燥させてからまた400番のペーパーをかけて乾燥→600番→サフ→乾燥→800番→サフ→乾燥→1000番のペーパーをかけるまでこの作業を繰り返していきます。そうすればただの紙がプラ板のような質感に変わってくれます。

他にも切り抜いた窓周りのみを中心にサーフェイサーを塗るだけのやり方などがあるみたいですが私はHOの作り方を教えてくれた友人がこのやり方だったのでずっとこの作り方でやっています。


f:id:nuo1725:20190321120743j:image

ペーパーがけが終わったら箱組していきます。構造としましては側板の内側に3×3のヒノキの角材を屋根に接する所と裾から3ミリのところに2本貼り合わせ左右合わせて4本入っています。車端部に合わせて角材を切ると断面にそのまま妻板などをつけることが出来、強度が稼げます。さらに、箱組が済んで乾燥した後、内側にサーフェイサーをスプレーで大量に吹いてやると車体が非常に歪みにくくなり、ブラスの模型並みに長持ちしてくれるとカツミの店員さんに教わったこともあります。たかがペーパー、されどペーパーと思わずに皆さんもぜひやって頂きたいなと思っています。

次回は屋根の継ぎ目消しからです